-美しい暮らしをデザインする-
「秀麗な空間づくり」をひたむきに追求し続ける
つくり手の想い

MASTER CARPENTER
棟梁

ミリ単位のきめ細やかさで施工!
丹精こめて、調和のとれた家づくりを

安田 眞治

年齢46歳。熊本生まれの岡山育ち。
父方の祖父の代から木工所を営んでおり、親戚一同建具、家具職人の環境に育つ。
15歳 「差し矩一本で家が建つ」の言葉に惹かれて大工になろうと弟子入り。
31歳 挫折しまくりながら独立する。
35歳 ヘルシーホームの仕事に携わる。
趣味は釣り。
その腕前はプロ級で、とりわけ、ロックショアと言うジャンルの釣りを好む。

安田棟梁は、親子三代に渡り木工のプロの血筋で、この道30年のベテランですけど、そんな安田さんから見て、昔の家づくりと今の家づくりは、大きく違うものですか?

全然違いますね。昔の家づくりは、多種多様なことをしていたから経験を積み重ねることができましたけど、今はアパート・マンション大工、プレハブ大工、というように分業化して、そこに入ったらそれに特化したことしか経験しないから、いろんな事を知ろうとしても知る機会がない。

だからといって、今の若い人がいきなり古来の伝統工法をしているところに行ってもつぶしがきかない。takumitoのような家はできないですからね。

やはり伝統工法を知って、さらに今の工法も知っているというのが万能だと思います。

仕事のこだわり、やりがいを教えてください。

まず何よりも、木を切ったりすることが純粋に好きですね。
それと、身体で覚えたことって、そこから年数が空いてもできるんですよ、道具さえあれば。

例えば、丸太を手で刻まないといけないということになったら、20年も25年も前に経験した話になるから、「ちょっと昔の帳面を見返してみようかな」と。想像しただけでワクワクしますよ!

あと一番こだわっていることは、「標準的な納まり」ですね。そこは絶対に外せないです。家の総合的な仕上がりの良し悪しを決めるところですから。まさに大工の腕の見せどころです。

takumitoの家づくりは難しかったですか?

ひとことで言えば、「逃げがきかない。逃がしてくれない(笑)。」
考え抜かれた図面があって、それを形にしないといけないんですけど、その寸法どおりにするのが難しいんです。
通常、住宅造りって逃げが利くんですよ。平面図・立面図はありますけど、多少ずれても差し支えない。でもtakumitoは、例えば窓ひとつにしても、その空間がいかに良く見えるか、明るく光が採れるかを第一にしてるから、ミリ単位の仕事なわけですよ。その窓じゃないといけないし、1mmでもずれると納まらない。
さらに、そこに連結して棚も合わせたり、すべてが連動するから、気が抜けない。
一つ一つがつながっているから、仕上がりから逆算して緻密に引き算をしていかないと。

設計する側からしたら、それが本来の姿。窓ひとつ、窓下の枠ひとつにしても、そこだけで考えたら全体のバランスがおかしくなる。空間の全体を見て設計しないと。
調和のとれた空間づくりには、つながり、法則性が何よりも大事なんです。それを可能にするのは棟梁と設計との密な打合せ・コミュニケーションですね。

安田棟梁が考える“いい家”ってどんな家ですか?

“何気なく、さりげなく、何がいいかはわからないけれど、感じがいい、雰囲気がいい”っていう家ですね。何気ない佇まいの中に緻密な計算が施された家。

「いい家を造れ」って簡単に言う人がいますけど、そんな家は簡単にはできない。
何気ない空間に見えて、それは偶然じゃない、すべてが緻密に計算されているわけで。

まさに、そこですよね。
住む人やお客様が具体的にはわかなくても何となくいいと感じるもの。それを目指して、設計にしても大工さんにしても苦労を惜しまず手間隙かけて、丹念に造り上げる。
住む身になって“いい家”を造ることこそがtakumitoの家ですので、これからもどうぞよろしくお願いします!

このインタビューを通じて

棟梁の想いもインテリアスタイリストの想いも、そして設計の想いも、根本は一緒なんだと実感しました。
いいもの、ほんものを追求する心。
真の上質を目指して、使い手・住まう人のために、他にない唯一無二のものを丁寧に作るスピリッツ。
そして「つくり手の感性が響きあう、楽しい仕事をしたい」という気持ちを私もあらためて思い起こしました。
これからもよろしくお願いします。